2025.08.27

椎間板ヘルニア「3番4番」ってなに?

ついかんばんへるにあ「さんばんよんばん」ってなに?

腰には「腰椎(ようつい)」という骨が5つあり、その間にはクッションの役割をする“椎間板”があります。
このうち、3番目と4番目の骨の間(L3/L4とも表記されます)にある椎間板が飛び出して神経を圧迫してしまうのが、「腰椎3番4番の椎間板ヘルニア」です。
この場所にヘルニアが起こると、太ももの前側がしびれたり、膝に力が入りづらくなったりといった、少し特徴的な症状が出ることがあります。

椎間板ヘルニア3番4番

L3/L4椎間板ヘルニアの主な症状

L3/L4の椎間板ヘルニアでは、以下のような症状が現れることがあります
・太ももの前面の痛みやしびれ:特に歩行時や立ち上がる際に感じることがあります。
・膝の反射の低下:膝蓋腱反射が弱くなることがあります。
・大腿四頭筋の筋力低下:階段の昇降や立ち上がり動作が困難になることがあります。
これらの症状は、L3神経根の圧迫によるものであり、他のレベルのヘルニアとは異なる特徴を持っています。

診断方法

L3/L4椎間板ヘルニアの診断には、以下の方法が用いられます
・MRI検査:椎間板の状態や神経の圧迫の有無を確認します。
・神経学的検査:筋力や反射、感覚の異常を評価します。
これらの検査により、ヘルニアの位置や程度を正確に把握し、適切な治療方針を決定します。

治療法

L3/L4椎間板ヘルニアの治療には、以下の方法があります

保存療法

・薬物療法:痛みや炎症を抑えるための薬を使用します。
・理学療法:筋力強化や柔軟性向上を目的とした運動療法を行います。
・神経ブロック:痛みの軽減を目的として、神経周囲に薬剤を注射します。

手術療法

保存療法で効果が見られない場合や、筋力低下や排尿障害などの重篤な症状がある場合には、手術が検討されます。手術方法には、以下のようなものがあります:
・顕微鏡下椎間板摘出術(MD法):小さな切開でヘルニアを摘出し、筋肉へのダメージを最小限に抑えます。
・内視鏡下椎間板摘出術(MED法):内視鏡を用いてヘルニアを摘出する方法で、回復が早いとされています。
手術の選択は、患者さんの症状や全身状態、生活スタイルなどを考慮して決定されます。

まとめ

L3/L4椎間板ヘルニアは、太ももの前面の痛みやしびれ、膝の反射の低下など、特有の症状が現れることがあります。早期の診断と適切な治療により、症状の改善が期待できます。腰や脚に違和感を感じた場合は、早めに専門医の診察を受けることをおすすめします。

ご相談は「交野病院 脊椎脊髄センター」へ

公式HPはこちら

RELATED ARTICLE 関連記事

椎間板ヘルニア3番4番

脊髄腫瘍とは?場所と性質でわかる基礎知識

椎間板ヘルニア3番4番

脊髄硬膜外血腫とは?原因・症状・診断・再発リスク・看護まで解説

椎間板ヘルニア3番4番

ぎっくり腰になったら仕事はどうする?

椎間板ヘルニア3番4番

ぎっくり腰とは?