2025.11.30
ストレートネックを改善するストレッチ完全ガイド|首・肩こりをやわらげる正しいケア方法
すとれーとねっくをかいぜんするすとれっちかんぜんがいど|くび・かたこりをやわらげるただしいけあほうほう
「スマホ首」や「肩こり」、その原因は“首のカーブの消失”かも?
長時間スマートフォンを見たり、パソコン作業を続けたりしていませんか?
首が前に出たままの姿勢が続くと、本来ゆるやかにカーブしているはずの頸椎(けいつい)がまっすぐになり、ストレートネックと呼ばれる状態になります。
この状態が続くと、肩こり・頭痛・手のしびれ・めまいなどの不調が起こりやすくなります。
この記事では、交野病院・脊椎脊髄センター監修のもと、医療的な観点から安全に行えるストレッチ方法を紹介します。
ストレートネックとは?原因と症状を知ろう
ストレートネックとは、首の骨(頸椎)の自然なカーブが失われ、まっすぐに近い状態になることを指します。 本来、首の骨は軽く前にカーブして頭を支えていますが、このカーブがなくなると重い頭(約5〜6kg)を筋肉が直接支えることになり、首や肩に強い負担がかかります。
主な原因
スマートフォンやパソコンの長時間使用
猫背・巻き肩などの姿勢不良
枕の高さが合っていない
運動不足による筋力低下
主な症状
首・肩こり
頭痛、めまい
手のしびれ
目の疲れ、集中力の低下
寝ながらできるストレートネック改善ストレッチ
仰向けでできる、リラックス系のストレッチです。 就寝前や起床後におすすめです。
ステップ1:バスタオルをくるくる巻いて直径8〜10cmのロールを作る。
ステップ2:そのロールを首の下(首のカーブに沿う位置)に置き、仰向けで寝る。
ステップ3:顎を軽く引いて10〜15分リラックス。
この姿勢を取るだけで、頸椎の自然なカーブを取り戻すサポートになります。
「タオル枕」と呼ばれる簡単な方法ですが、無理のない範囲で行うことが大切です。
座りながらできる首ストレッチ(仕事中にもおすすめ)
ステップ1:椅子に座り、背筋を伸ばす。
ステップ2:片手で頭を軽く横に倒し、首の横を伸ばす。
ステップ3:反対側も同様に。
ステップ4:両手を後頭部に当て、顎を軽く引いて前後にも動かす。
“首の付け根が伸びる感覚”を大切に。
1回10秒×3セットほどが目安です。
ストレッチポールを使ったリセット法
ストレッチポールを使うと、背骨全体の姿勢が自然に整います。
ステップ1: ポールの上に仰向けで寝て、頭からお尻まで沿わせる。
ステップ2: 両手をゆっくり広げ、肩甲骨を動かす。
ステップ3: 深呼吸をしながら1〜2分静止。
ストレートネックは「首だけの問題」ではなく、「背骨全体の歪み」から来ていることが多いため、背中から整えるのが重要です。
タオルを使った首の牽引ストレッチ(中上級者向け)
ステップ1: フェイスタオルを首の後ろに当て、両端を前方へ持つ。
ステップ2: 軽く上方向へ引きながら、顎を引くように意識する。
ステップ3: 5秒キープ×3セット。
ただし、強く引っ張りすぎると逆効果。 軽い抵抗を感じる程度で十分です。
ストレートネック改善に役立つ生活習慣のコツ
ストレートネックを防止するために、生活習慣から見直してみましょう。
・スマホは目の高さで持つ
・パソコンの画面はやや高めに設定
・30分に1回は姿勢を変える
・枕の高さは「仰向けで首が自然に沿う程度」に調整
・首のカーブを取り戻すには、ストレッチだけでなく「日常の姿勢リセット」が欠かせません。
ストレートネックを放置するとどうなる?
放置してしまうと、首から背中、腰までの筋肉バランスが崩れ、
・慢性的な肩こり
・頭痛
・手のしびれ
・自律神経の乱れ
などが進行することもあります。
軽いうちに改善ストレッチを取り入れ、早めのケアを心がけましょう。
首を伸ばすのではなく、“整える”という意識を
交野病院・脊椎脊髄センターのリハビリチームでは、ストレートネックの方に対して「頸椎の柔軟性」と「姿勢維持筋(体幹)」の両方を整える運動を推奨しています。
つまり、首だけを伸ばすのではなく、「背中・骨盤・呼吸」まで一体的に整えることが、根本的な改善への近道です。
ストレートネックは長年の姿勢習慣の積み重ねによるもの。 焦らず、毎日3分の積み重ねから始めてみましょう。