2024.07.03

リハビリ/筋力・知覚・姿勢・動作の確認

りはびり/きんりょく・ちかく・しせい・どうさのかくにん

筋力・知覚・姿勢・動作の確認

筋力の確認
筋力の回復を0(全く動かない状態)から5(正常な筋力を示す)までのレベルで筋力を評価して、必要な運動療法を計画するために行います。
理学療法士が手で筋力を評価する「徒手筋力テスト」と、専用の機器を用いて正確な筋力を測定する「ダイナモメーター」による評価が一般的です。

知覚の確認
感覚機能を「正常・減弱・欠損」などのカテゴリーで評価。評価を通じて、神経損傷の程度や回復状況を把握するために行います。
コットンやブラシで皮膚に触れ、触覚の有無を確認する「触覚テスト」と、尖った物と鈍い物を使い分け、痛覚の有無を確認する「痛覚テスト」、冷たい物と温かい物を使い温度感覚を確認する「温度覚テスト」による評価が一般的です。

姿勢の確認
正しい姿勢・前傾姿勢・後傾姿勢・側方傾斜など、患者さんの姿勢を評価し、正しい姿勢を維持するためのアドバイスやエクササイズを提供するために行います。
理学療法士が直接姿勢を観察し評価する「視覚評価」と、姿勢の変化を記録し客観的に評価する「写真やビデオ撮影による記録」が一般的です。

動作の確認
日常生活動作において、スムーズに動作ができるか、補助が必要か、全くできないかなどの評価を行い、必要なリハビリを計画します。
主に、ベッドからの起き上がる際の動作、椅子から立ち上がる際の動作、歩行する際の動作などを確認します。

筋力・知覚・姿勢・動作の確認が終わったら

筋力・知覚・姿勢・動作の確認ができれば、患者さんひとりひとりに適したリハビリテーションの調整が可能になります。
ストレッチや筋力強化訓練、バランス・姿勢訓練などを検討します。

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