主な病気/主な症状

DISEASE/SYMPTOMS

頚椎の病気

頚椎椎間板ヘルニア、頚椎後縦靭帯骨化症、頚椎症性神経根症など様々なものがあります。
いずれも脊髄や神経が圧迫されて、様々な症状を引き起こします。

頚椎椎間板ヘルニア

頚椎後縦靭帯骨化症

頚椎症性神経根症

頚部脊柱管狭窄症

胸椎の病気

胸椎後縦靭帯骨化症などの胸椎の病変により脊髄や神経が圧迫されて、様々な症状が発生します。

胸椎後縦靭帯骨化症

腰椎の病気

腰椎椎間板ヘルニア、腰椎後縦靭帯骨化症、腰椎すべり症などの腰椎の病変により神経が圧迫されて、様々な症状が発生します。

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎後縦靭帯骨化症

腰椎すべり症

腰部脊柱管狭窄症

側弯症

腫瘍

脊髄腫瘍の発生部位により、硬膜内髄外腫瘍、髄内腫瘍などに分類されます。脳腫瘍と比べて、良性腫瘍が多いのが脊髄腫瘍の特徴です。

海綿状血管腫

硬膜内髄外腫瘍

硬膜内髄内腫瘍

骨折

上下方向からの圧迫などにより脊椎に骨折が発生し、痛みや身体機能の障害が起こることがあります。

圧迫骨折

首や腰が痛い

首や腰の痛みは、現代人が最も多く感じる自覚症状です。
重たいものをもった拍子に腰を痛めたり、過激な運動をした後に発生する痛めてしまうなどはよくあるケースですが、中には3ヶ月以上持続する慢性腰痛と呼ばれる腰痛などもあり、仕事や日常生活に支障がでるほどの痛みが持続する場合があります。こういった場合は、的確な診断と治療が必要になります。

手足が痛い、しびれる

肘の部分を強く打つと、ビリっと電気が走るような感覚があるかと思いますが、そのように神経が圧迫されると、痛みやしびれが発生します。そして痛みやしびれは、神経だけでなく脊髄が圧迫された場合も発生します。その原因としては背骨の変形が最も多く、腫瘍などでも発生します。他にも、糖尿病など脊椎脊髄疾患とは異なる原因も考えられるため、一度医師の診断をお受けいただくことをおすすめします。

歩きにくい、動きづらい

歩行が困難になる原因は様々ですが、足の関節などが変形して発生する場合と、脳や脊髄や神経の異常により発生する場合などがあります。他にも、脳梗塞や脳出血により歩行困難になる場合や、パーキンソン病など様々な原因が考えられます。歩行困難を扱う診療科は、脳神経外科、神経内科、整形外科と複数にまたがっているため、原因がはっきりするまで時間がかかります。できる限り早めに医師の診察を受けることをおすすめします。

頻尿、尿もれ、尿意を感じにくい

脊髄は脳につながる中枢神経であり、脳からの指示を体に伝える役割をもつことから、脊髄が損傷すると合併症として「頻尿・尿もれ・尿意を感じにくい」などの排尿障害が高い確率で現れます。排尿のコントロールが効かなくなる状態を「神経因性膀胱」といい、日常生活に大きな支障をきたします。本人だけでなく介護者にとっても大きな負担となる症状のため、正しい理解が必要となります。